- けいしょう
- I
けいしょう【勁捷】強くすばやい・こと(さま)。II
「剽疾(ヒヨウシツ)~なるは洵(マコト)に驚くべし/日乗(荷風)」
けいしょう【勁松】寒さに強い松。 貞臣のたとえ。IIIけいしょう【卿相】天子をたすけて政治をとる人々。 公卿(クギヨウ)。IV「臣下~, おほく罪科に行ひ/曾我2」
けいしょう【嵆紹】(?-304) 中国, 西晋(セイシン)の政治家。 侍中となる。 304年恵帝に従って戦い, 帝の身を守って戦死。 その血が帝の衣についたが, 帝は紹の記念であるとして洗わせなかったという。Vけいしょう【形勝】(1)風景のすぐれていること。 また, その土地。 景勝。「~の地」
(2)陣をしいたり敵を防いだりするのに適している地勢。 要害。VI「砲隊が~の地を占めて陣地を布いて居る/吾輩は猫である(漱石)」
けいしょう【形象】(1)かたち。 外に表れているすがた。(2)〔哲〕 観照を介して我々の心に成り立つ事物の像。 イメージ。VIIけいしょう【敬承】つつしんでうけたまわること。 拝承。VIII「天下一般太政を~せしめ/新聞雑誌 21」
けいしょう【敬称】(1)人名や官職名の下に付けて, その人への敬意を表す語。 「様」「さん」「くん」「殿」などの類。(2)相手または相手方の事物について敬意を表す言い方。 「貴社」「高著」の類。IXけいしょう【景勝】景色のすぐれていること。 また, その土地。X「天下の~地」
けいしょう【景象】(1)景色。(2)ありさま。 様子。XI「その~比するにものなし/西洋道中膝栗毛(七杉子)」
けいしょう【桂漿】彫漆(チヨウシツ)の一種。 表面は黒漆, 地は黄漆で彫り目に赤い筋が一, 二本あるもの。XIIけいしょう【珪璋・圭璋】礼式に用いる玉。XIIIけいしょう【痙笑】破傷風の際みられる顔の表情。 口が開かず, 表情筋が痙攣(ケイレン)するため, 苦笑いをしているように見える。 ひきつり笑い。XIVけいしょう【継承】先の人の身分・権利・義務・財産などを受け継ぐこと。XV「王位を~する」
けいしょう【警鐘】(1)戦い・災害などの, 危険の迫っていることを知らせるために鳴らす鐘。(2)よくない事態に向かっていることを告げ知らせるもの。 また, その知らせ。XVI「物質文明に対する~であろうか」
けいしょう【軽傷】けがの程度が軽いこと。⇔ 重傷XVIIけいしょう【軽少】(1)数量・程度・価値などがわずかである・こと(さま)。「~ですがお礼のしるしです」「~な被害」
(2)簡単な・こと(さま)。「あの坊さんの御経があまり~だつた様で/吾輩は猫である(漱石)」
(3)重要でないこと。「~を後にして/文明論之概略(諭吉)」
﹛派生﹜~さ(名)XVIIIけいしょう【軽捷】身軽ですばやい・こと(さま)。「~な身のこなし」
﹛派生﹜~さ(名)XIXけいしょう【軽症】病気の程度が軽いこと。⇔ 重症XXけいしょう【軽鬆】「けいそう(軽鬆)」に同じ。「~な土を空に捲いた/土(節)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.